イギリスパン|レシピと作り方のコツ
焼き上がりの山がふたつ盛り上がるのがイギリスパンです。角食よりも軽く、トーストにすると耳までさくっと歯切れよく焼けます。4人分の型ひとつ分の配合と、発酵の見極めをご案内します。
先生の一言
- 山がふくらまない → 二次発酵が足りません。型の縁から1cm上まで待ってから焼きます。
- 耳が固い → 焼きすぎか温度が高すぎます。次は190度で25分にして様子を見ます。
- 底が湿る → 焼き上がりに型へ置いたままでした。すぐ出して網の上で冷まします。
180分調理時間の目安
4人分(1斤型ひとつ)分量
手間あり難しさ
材料(4人分(1斤型ひとつ))
- 強力粉250gふるってボウルに入れる
- 砂糖15g酵母の働きを助ける
- 塩4gイーストと直接触れない位置に置く
- ドライイースト3gぬるま湯の一部で溶いておく
- ぬるま湯(35度前後)165ml熱すぎると発酵が止まる
- 無塩バター12g室温に戻して指で押せる固さに
- サラダ油少々型と生地の表面に薄く塗る
作り方
強力粉250gに砂糖と塩を入れ、イーストを溶いたぬるま湯を加えて3分混ぜます。
理由: 塩とイーストを離して置くと発酵が鈍りません。
台に出して10分こね、バターを加えてさらに5分なめらかになるまでこねます。
理由: バターは後から入れると生地がつながりやすくなります。
丸めてボウルに入れ、30度で50分、倍の大きさになるまで一次発酵させます。
理由: 指で穴を開けて戻らなければ発酵完了です。
ガスを抜いて3等分し、丸めて15分休ませます。
理由: 休ませると生地が伸びやすくなります。
めん棒で伸ばして巻き、とじ目を下にして型に3つ並べます。
理由: 巻きをそろえると山の高さがそろいます。
35度で50分、型の縁から1cm上まで膨らませます。
理由: 膨らみ不足のまま焼くと目が詰まります。
200度に予熱したオーブンで25〜28分焼き、型から出して網で冷まします。
理由: 型に入れたままだと側面が湿ります。
保存と温め直し
| 冷蔵 | 冷蔵は乾くため向きません。常温で2日が目安です。 |
|---|---|
| 冷凍 | 切って一枚ずつ包み、冷凍で3週間ほど。 |
| 温め直し | 凍ったままトースターで4分。霧を一吹きすると中がしっとりします。 |
アレンジ
- 強力粉のうち50gを全粒粉に置き換えて香ばしく
- レーズン60gを巻き込んで甘い一斤に
- ぬるま湯の半量を牛乳に替えてやわらかく
小麦の炭水化物が主体で、バターと砂糖は控えめの配合です。
講師への質問
- 発酵の温度はどう作ればいいですか
- オーブンの発酵機能がなければ、40度の湯を張ったバットの上にボウルを置き、ふきんをかけます。庫内灯の熱でも足ります。
- こねが足りているかはどうすればわかりますか
- 生地の端を薄く広げ、指の形が透けて見えれば十分です。すぐ切れるなら3分追加します。
- 角食パンとの違いはどう考えればいいですか
- ふたをせず山型に焼くのがイギリスパンです。生地が上へ伸びる分、目が粗く軽い食感になります。