いなり寿司|レシピと作り方のコツ
甘辛い油揚げと、少し強めに酸を効かせた酢飯。いなり寿司は行楽にも法事にも顔を出す、弁当箱の主役です。油揚げを煮含めてから冷ますところが、このレシピの分かれ目になります。
先生の一言
- 油揚げが破れる → 切る前に菜箸を軽く転がし、袋を開くときは指をゆっくり入れます。
- 味がぼやける → 煮た油揚げを必ず冷まし、詰める直前に煮汁を軽く絞ります。
- 酢飯がべたつく → 米を炊くとき水を10%減らし、混ぜたらすぐにあおいで冷まします。
50分調理時間の目安
4人分(12個)分量
ふつう難しさ
材料(4人分(12個))
- 油揚げ6枚菜箸を転がしてから半分に切り、袋状に開く
- 米2合(360ml)普段より水を少なめに炊く
- 酢大さじ3合わせ酢用
- 砂糖大さじ4合わせ酢に大さじ1、煮汁に大さじ3
- 塩小さじ1合わせ酢用
- だし汁300ml油揚げの煮汁用
- しょうゆ大さじ2煮汁用
- みりん大さじ2煮汁用
- 白いりごま大さじ1酢飯に混ぜる
- しょうがの甘酢漬け20g細かく刻んで酢飯に混ぜる
作り方
油揚げに菜箸を転がして半分に切り、熱湯で1分ゆでて油を抜きます。
理由: 油を抜くと煮汁がよく入ります。
だし汁、砂糖大さじ3、しょうゆ、みりんを煮立て、油揚げを並べます。
理由: 重ならないよう並べると味が均一になります。
落としぶたをして弱火で15分煮て、火を止めたまま30分冷まします。
理由: 冷めるあいだに味が芯まで入ります。
酢、砂糖大さじ1、塩を混ぜ、炊きたてのご飯に回しかけて切るように混ぜます。
理由: 熱いうちに混ぜると米が酢を吸います。
白いりごまと刻んだしょうがを混ぜ、うちわであおいで人肌まで冷まします。
理由: 冷ますと粒が立ち、詰めやすくなります。
酢飯を12等分して軽く俵形にまとめ、油揚げの煮汁を軽く絞って詰めます。
理由: 詰めすぎると破れるので八分目にします。
口を内側に折り込み、折り目を下にして器に並べます。
理由: 折り目を下にすると形が落ち着きます。
保存と温め直し
| 冷蔵 | 冷蔵で1日が目安です。ご飯が固くなるので、食べる30分前に室温へ戻します。 |
|---|---|
| 冷凍 | 煮た油揚げのみ、煮汁ごと1か月冷凍できます。 |
| 温め直し | 温め直しには向きません。室温に戻していただきます。 |
アレンジ
- 酢飯にひじきの煮物やにんじんを混ぜると、五目いなりになります。
- 煮た油揚げを裏返して詰めると、断面の見える洋風の形になります。
- 白ごまを黒ごまに替え、ゆかりを少し混ぜると彩りが変わります。
米の炭水化物と、大豆製品である油揚げのたんぱく質がとれます。
講師への質問
- 油揚げが袋状に開かないときはどうすればいいですか
- 切る前にまな板の上で菜箸を数回転がしてください。それでも開かない場合は、ぬるま湯につけてから角をそっとはがすと開きやすくなります。
- 前日に作っておきたいときはどうすればいいですか
- 煮た油揚げだけ前日に用意し、酢飯は当日に炊いてください。詰めるのは食べる2時間前が目安で、そのほうがご飯がやわらかいままです。
- 甘さを控えたいときはどうすればいいですか
- 煮汁の砂糖を大さじ2に減らし、みりんを大さじ3に増やしてください。甘みは残りつつ、後味が軽くなります。