栗羊羹|レシピと作り方のコツ
秋の茶うけに一つあると食卓の格が上がるのが栗羊羹です。市販の甘露煮を使えば、寒天と餡を煮詰めて流すだけ。切り口に栗が並ぶきれいな作り方を、固さの見極めまで含めてお伝えします。
先生の一言
- 固まらない → 寒天の溶かしが足りません。沸騰後に弱火で2分以上、混ぜながら完全に溶かします。
- 表面に泡が浮く → 流したあと霧吹きを一吹きし、竹串で泡を潰してから冷やします。
- 切ると崩れる → 練りが足りず水分が多い状態です。次は鍋底が5秒見えるまで煮詰めます。
50分調理時間の目安
4人分分量
ふつう難しさ
材料(4人分)
- こしあん400g市販の練りあんをそのまま使います
- 粉寒天4g小さじ2弱。だまにならないよう冷たい水に入れてから火にかけます
- 水250g寒天を煮溶かす分です
- グラニュー糖60g好みで50〜70gの間で調整します
- 塩小さじ1/8甘さを締めるために少量入れます
- 栗の甘露煮8粒汁気を切り、大きいものは半分に切ります
- 甘露煮のシロップ大さじ2つやと香りづけに使います
- 水あめ大さじ1切り口のつやが出ます
作り方
流し缶を水でぬらし、甘露煮を底に間隔をあけて並べます。
理由: ぬらしておくと最後に外れやすくなります。
鍋に水250gと粉寒天を入れて混ぜ、中火にかけます。
理由: 冷たい水から溶かすとだまが残りません。
沸いたら弱火にして2分、混ぜ続けて寒天を完全に溶かします。
理由: 溶け残ると固まらず、口に粒が当たります。
グラニュー糖と塩を溶かし、こしあんを三回に分けて加えます。
理由: 一度に入れるとだまになって舌に残ります。
弱火で8分、木べらで鍋底が5秒見える固さまで練ります。
理由: 水分を飛ばすほど切り口が立ちます。
火を止めてシロップと水あめを混ぜ、流し缶に静かに注ぎます。
理由: 高い位置から落とすと気泡が入ります。
粗熱を取り、冷蔵庫で2時間冷やしてから切り分けます。
理由: 完全に冷めてから切ると角が崩れません。
保存と温め直し
| 冷蔵 | 3〜4日。切り口をぴったり包んで冷蔵します。 |
|---|---|
| 冷凍 | 切らずに一本のまま包んで2週間が目安。解凍は冷蔵庫で半日かけます。 |
| 温め直し | 温め直しは不要です。冷たすぎると甘みが立たないので、食べる15分前に室温に出します。 |
アレンジ
- こしあんを白あんに替え、栗の色を前に出す
- 抹茶小さじ1を砂糖と一緒に加え、二層に流す
- さつまいもの甘煮を栗と半々にして流す
小豆と栗、砂糖でできた菓子で、小豆由来の食物繊維を含みます。
講師への質問
- 羊羹が固まらないときはどうすればいいですか
- 鍋に戻して弱火にかけ、粉寒天1gを水大さじ2で溶いて加え、2分混ぜてから流し直します。溶け残りが原因のことがほとんどです。
- 栗を真ん中にきれいに並べたいときはどうすればいいですか
- 生地を半量流して10分冷やし、表面が固まりかけたところに栗を置いて残りを流します。沈まず中央で止まります。
- 甘さを控えたいときはどうすればいいですか
- 砂糖を50gまで下げられます。それ以上減らすと固まりが弱くなるので、寒天を0.5g足して調整します。