生米パン|レシピと作り方のコツ
米粒をそのまま水に浸してすりつぶし、生地にしてしまうのが生米パンです。小麦粉を使わずにもっちりした食感が出ます。浸水時間とすりつぶしの細かさが仕上がりを決めますので、その作り方を順に説明します。
先生の一言
- 粒が残ってざらつく → 浸水不足です。夏なら5時間、冬なら8時間を目安に、芯まで白く不透明になるまで浸けてください。
- 焼いた後に沈む → 発酵させすぎです。1.7倍で止め、すぐオーブンへ入れます。
- 中がべたつく → 焼き時間が足りません。竹串を刺して生地がつかない状態まで、5分ずつ足して焼きます。
90分調理時間の目安
4人分分量
手間あり難しさ
材料(4人分)
- 米200gうるち米。洗って5時間以上浸水させる
- 水120gミキサーにかけるとき用、ぬるま湯は使わない
- 太白ごま油20g香りの弱い油ならほかでも可
- 砂糖18g発酵を助ける役
- 塩4g小さじ2/3ほど
- ドライイースト4g予備発酵は不要のタイプ
- サイリウム6g生地をまとめる役。片栗粉では代用できない
作り方
洗った米をたっぷりの水に5時間以上浸し、ざるにあげて5分水気を切ります。
理由: 芯まで水が入っていないと、すりつぶしても粒が残ります。
米、水、油、砂糖、塩をミキサーに入れ、3分かけてなめらかなペーストにします。
理由: 指でこすってざらつきが消えるまでが目安です。
イーストとサイリウムを加え、さらに30秒回して均一に混ぜます。
理由: サイリウムは入れるととろみが急に出るので最後にします。
型に流し、ぬれ布巾をかけて40℃で40分、高さが1.7倍になるまで発酵させます。
理由: 膨らみすぎると焼成中に沈むので、高さで見極めます。
190℃に予熱したオーブンで30分焼きます。
理由: 米の生地は火が通るのに時間がかかるため、途中で扉を開けません。
焼き上がったら型からはずし、網の上で40分以上冷まします。
理由: 熱いうちに切ると内側がつぶれてもちもちが失われます。
保存と温め直し
| 冷蔵 | 冷蔵は固くなるので向きません。常温で当日中に食べきってください。 |
|---|---|
| 冷凍 | 切り分けて1枚ずつラップで包み、冷凍で3週間が目安です。 |
| 温め直し | 凍ったままトースターで4〜5分。霧吹きで水を少しかけると内側がしっとり戻ります。 |
アレンジ
- 米の2割をもち米に替えると、もちもち感が強まります。
- 生地に黒ごま大さじ1を混ぜると香ばしさが出ます。
- 砂糖を24gに増やして干しぶどう50gを加えると、おやつ向きになります。
米が主体のため炭水化物を中心に含み、小麦は使いません。
講師への質問
- ミキサーがないときはどうすればいいですか
- フードプロセッサーでも作れますが、時間を5分ほどに延ばしてください。すり鉢では粒が残るため、この生地には向きません。
- サイリウムは省略できますか
- 省略できません。米の生地には粘りをつなぐものがないため、これを抜くと膨らまず目の詰まった仕上がりになります。
- 米の種類は何がいいですか
- 普段食べているうるち米で十分です。古米でも作れますが、浸水を1時間ほど長めに取ってください。