おしるこ|レシピと作り方のコツ
湯気の向こうに小豆の香りが立つと、それだけで体がほどけていきます。おしるこは小豆を渋切りしてからゆっくり煮る作り方が基本で、砂糖を二度に分けて入れると、皮がやわらかく仕上がります。
先生の一言
- 豆がかたいまま甘い → 砂糖を早く入れすぎです。指でつぶれてから加えてください。
- 渋みが残る → 渋切りを1回で終えず、気になるときは2回繰り返します。
- 煮汁が煮詰まりすぎた → 湯を100mlずつ足し、弱火で温めながらのばしてください。
90分調理時間の目安
4人分分量
ふつう難しさ
材料(4人分)
- 小豆200g洗ってごみを取ります。浸水は不要です
- 水1.2L煮る用。減ったら足します
- 砂糖180g2回に分けて加えます
- 塩小さじ1/3最後に加えて甘さを引き立てます
- 切り餅4個焼くか、ゆでて使います
- 水(渋切り用)適量小豆がかぶるくらい
作り方
小豆を洗って鍋に入れ、かぶる水を注いで中火で沸かします。
理由: 浸水させずに煮ると、皮が破れにくくなります。
沸いたら3分煮てざるに上げ、ゆで汁を捨てます(渋切り)。
理由: この一手間で、えぐみと渋みが抜けます。
鍋に戻して水1.2Lを注ぎ、弱火で50分、豆がつぶれるまで煮ます。
理由: 常に豆が水に浸る状態を保ってください。
指で押してつぶれたら、砂糖の半量を加えて弱火で10分煮ます。
理由: やわらかくなる前に砂糖を入れると、皮が締まってかたくなります。
残りの砂糖を加えてさらに弱火で10分、好みの濃さまで煮ます。
理由: 二度に分けると、甘みが芯まで入ります。
塩を加えてひと混ぜし、火を止めて10分おきます。
理由: 少しの塩が、甘さの輪郭をはっきりさせます。
餅をトースターで4分焼き、椀に入れて熱いしるこを注ぎます。
理由: 焼き目の香ばしさが、小豆の甘さと合います。
保存と温め直し
| 冷蔵 | 密閉容器で冷蔵4日が目安です。餅は別にしておきます。 |
|---|---|
| 冷凍 | 小分けにして冷凍で1か月。使う分だけ解凍できます。 |
| 温め直し | 鍋に移し、水を大さじ2足して弱火で5分温めます。 |
アレンジ
- こしあんを使えば、20分でなめらかなおしるこができます。
- 白玉団子に替えると、季節を問わず楽しめます。
- しょうがのしぼり汁を小さじ1加えると、体が温まる後味になります。
小豆の食物繊維とたんぱく質を含み、砂糖の量で全体の甘さが決まります。
講師への質問
- 小豆は前の晩から水につけたほうがいいですか
- つけなくて大丈夫です。小豆は皮から水を吸うため、浸水させると皮だけ先にふやけて破れやすくなります。そのまま煮始めてください。
- ぜんざいとの違いは何ですか
- 地域で呼び方が異なりますが、汁気の多いものをおしるこ、粒あんの汁気が少ないものをぜんざいと呼ぶことが多いようです。作り方は同じです。
- 圧力鍋を使うときの目安を教えてください
- 渋切りのあと、水800mlで加圧15分、自然放置で圧が抜けてから砂糖を2回に分けて加えてください。全体で40分ほど短くなります。