ローストビーフ丼|レシピと作り方のコツ
薄く切った牛肉をご飯にのせるローストビーフ丼は、休日の食卓がひと皿で華やぐごちそうです。塊肉に中心までしっかり火を通す焼き方と、玉ねぎの効いたたれの作り方をご紹介します。
先生の一言
- 中心が生っぽい → オーブンから出したときに肉の中心へ竹串を刺し、10秒後に唇の下に当てて熱ければ火が通っています。ぬるければ10分ずつ追加で焼きます。
- 切ると肉汁が流れ出る → 焼き上がりの休ませ時間が足りません。15分は動かさず、切るのは食べる直前にします。
- たれが辛すぎる → しょうゆを減らすのではなく、みりんと水を大さじ1ずつ足して弱火で1分煮ます。塩気だけが薄まります。
90分調理時間の目安
4人分分量
手間あり難しさ
材料(4人分)
- 牛もも肉(かたまり)600g焼く1時間前に冷蔵庫から出し、常温に戻しておきます
- 塩小さじ1(約6g)焼く直前に全面へすり込みます
- こしょう小さじ1/2粗びきにすると香りが立ちます
- サラダ油大さじ1表面を焼きつける用です
- 玉ねぎ1個(約200g)半分はすりおろし、半分は薄切りにします
- しょうゆ大さじ4たれのベースです
- みりん大さじ3煮きってから使います
- 酒大さじ2みりんと一緒に煮きります
- 砂糖大さじ1甘さは好みで加減します
- おろしにんにく小さじ1/2香りづけ程度に留めます
- 温かいご飯4杯分(約800g)少し固めに炊くと肉汁を吸ってもだれません
- 貝割れ菜1パック根元を落として水に放し、水気を切ります
- 白いりごま適量仕上げ用です
作り方
牛肉に塩とこしょうをすり込み、常温で30分置きます。オーブンは130度に温めます。
理由: 冷たいまま焼くと外側だけ縮み、中心に火が届くまで時間がかかります。
フライパンに油を熱し、強めの中火で全面を1面1分ずつ、計5分ほど焼きつけます。
理由: 先に表面を固めると、焼いている間に流れ出る肉汁が減ります。
天板に移し、130度のオーブンで50〜60分焼き、中心まで完全に火を通します。
理由: 低い温度で時間をかけると、中心まで火が通ってもかたくなりにくいです。
取り出してアルミ箔をかぶせ、15分休ませます。切る前に必ず落ち着かせます。
理由: 休ませると肉汁が全体に戻り、切ったときに流れ出ません。
空いたフライパンで薄切り玉ねぎを中火で3分炒め、すりおろし玉ねぎと調味料を加えます。
理由: 焼き汁の残った鍋を使うと、たれに肉のうまみが移ります。
弱火で5分煮詰め、とろみがついたら火を止めます。焦げやすいので混ぜ続けます。
理由: 煮詰めすぎると冷めたときに固まるので、少しゆるい状態で止めます。
肉を繊維に直角に3mm厚さで切り、ご飯にのせてたれをかけ、貝割れ菜とごまを散らします。
理由: 繊維を断って切ると、薄くしてもほろりとほどけます。
保存と温め直し
| 冷蔵 | 肉は薄切りにせず塊のまま包み、冷蔵で2日が目安です。たれは別容器で4日ほど持ちます。 |
|---|---|
| 冷凍 | 塊のまま1回分ずつ包み、冷凍で3週間が目安です。解凍は冷蔵庫で半日かけます。 |
| 温め直し | 薄切りにしてから温かいたれをかけると、加熱しすぎずにほどよく温まります。 |
アレンジ
- 温泉卵ではなく、しっかりゆでた卵を刻んでのせると、たれとよくからみます。
- たれにおろししょうがを小さじ1加えると、後味が軽くなります。
- ご飯を酢飯にして、玉ねぎの薄切りをたっぷりのせると、夏でも食べやすくなります。
牛もも肉はたんぱく質と鉄を含みます。
講師への質問
- オーブンがない場合はどうすればいいですか
- 厚手の鍋で表面を焼いたあと、ふたをして極弱火で40分、途中で上下を返しながら加熱します。中心まで火が通ればできあがりです。
- 肉が大きすぎて焼き時間が読めません。どうすればいいですか
- 600gで50〜60分が目安です。100g増えるごとに10分足し、最後は竹串で中心の熱さを確かめてください。
- たれが余ったらどうすればいいですか
- 冷蔵で4日ほど持ちます。炒め物の味つけや、豆腐のかけだれ、ゆで野菜のあえ衣に使い切ってしまいましょう。