塩むすび|レシピと作り方のコツ
具の力を借りない塩むすびは、ごはんの炊き方と塩のふり方だけで味が決まります。だからこそ教室の最初にお教えする一品です。かために炊いて、熱いうちに軽く握る。この塩むすびの作り方を、手順ごとの理由とあわせてご説明します。
先生の一言
- 握ってすぐ固くなる → 力を入れすぎています。手のひらで押さず、指の腹で角を整えるだけにしてください。
- 食べると塩気がまだらになる → 塩を直接ごはんに振っています。手のひらにのばしてから握り直してください。
- 冷めるとぽろぽろほどける → ごはんが冷めてから握っています。炊き上がりから15分以内に握ってください。
60分調理時間の目安
3人分分量
かんたん難しさ
材料(3人分)
- 米300g(2合)洗って30分浸水させ、ざるで10分水気を切ります
- 水360ml通常より少し控えめにし、握りやすいかたさに炊きます
- 昆布5g5cm角を1枚、炊く直前に米の上へのせます
- 粗塩小さじ1(6g)手のひらにのばす用。粒が大きければ指でつぶします
- 食塩小さじ1/2(3g)粗塩と混ぜると角が取れ、当たりがやわらぎます
- 手水大さじ2ぬるま湯にすると手にごはんが付きにくくなります
- 焼きのり3枚好みで。半分に切り、食べる直前に巻きます
- 白ごま小さじ1弱火で1分煎り、指でひねって香りを出します
作り方
米を洗い30分浸水させ、ざるに10分上げます。分量の水と昆布を入れて炊きます。
理由: 水を切る時間を取ると米の外側が締まり、握ったときにつぶれません。
炊き上がったら昆布を取り出し、しゃもじで底から2〜3回だけ切るように混ぜます。
理由: 混ぜすぎるとねばりが出て、口の中でほどけない握り飯になります。
ふきんをかけて2分蒸らします。手水をつけ、塩二種を混ぜて手のひら全体にのばします。
理由: 塩を先に手にのばすと、表面だけに均一に付き、中は無塩のままになります。
熱いごはん120gを手に取り、片手で軽く支えて三角に整えます。返しながら5回まで。
理由: 回数を決めておくと握りすぎを防げます。角が立てば十分です。
残りも同様に握り、6個作ります。ごまを表面に少し押し当てます。
理由: 熱いうちに握ると米の粒同士が寄り、冷めてもほどけません。
ざるに並べて5分ほど冷まし、粗熱が取れてからのりを巻きます。
理由: 湯気を逃がしてから包むと、のりが湿ってべたつくのを避けられます。
保存と温め直し
| 冷蔵 | 冷蔵庫はごはんが固くなるため向きません。どうしてもの場合はラップで包んで翌日まで。 |
|---|---|
| 冷凍 | ひとつずつラップで包み保存袋へ。2〜3週間が目安です。 |
| 温め直し | 凍ったまま電子レンジ600Wで1分半、返してさらに30秒。中心まで温めてから召し上がってください。 |
アレンジ
- 焼きおにぎりにする場合は、しょうゆ大さじ1をはけで塗り、中火のフライパンで片面2分ずつ焼きます。
- 青じそを2枚刻んで混ぜ込むと、夏場でも後味が軽くなります。
- 炊くときに酒大さじ1を加えると、冷めてからの香りが立ちます。
炭水化物が主体で、のりを添えると食物繊維も一緒にとれます。
講師への質問
- 手にごはんが付いてしまうときはどうすればいいですか
- 手水が足りていません。ぬるま湯を指先までつけ、余分をはらってから塩をのばしてください。乾いてきたら都度つけ直します。
- 塩加減はどのくらいにすればいいですか
- ごはん120gに対し塩0.6gほど、指三本でつまむ量が目安です。冷めると塩気を感じにくくなるので、温かいうちの味見では少し薄いくらいが合います。
- お弁当に入れるときはどうすればいいですか
- 完全に冷ましてから詰めます。のりは別に持っていき、食べる直前に巻くと湿りません。