しっとりクッキー|レシピと作り方のコツ
翌日のほうがおいしい焼き菓子があります。しっとりクッキーは油脂と水分の入れ方、そして焼き上げの見極めで決まります。乾いた食感にならないための温度と時間を、手順に沿ってご説明します。
先生の一言
- パサつく → 焼きすぎです。縁が色づいた時点で出し、余熱に任せてください。
- 生地が分離する → 卵が冷たいためです。室温に戻し、三回に分けて加えます。
- 広がって薄くなる → バターがゆるみすぎです。冷蔵庫で三十分休ませてから成形します。
50分調理時間の目安
4人分分量
かんたん難しさ
材料(4人分)
- 薄力粉130gふるっておく
- アーモンドパウダー30g油分が多く、しっとりさせる要
- 無塩バター70g室温に戻し指で押せる固さに
- 砂糖50g粉糖のほうがきめが細かくなる
- 全卵1個(約50g)室温に戻して溶く
- はちみつ10g水分を抱え込ませる
- 塩小さじ1/8甘みを締める
- バニラビーンズペースト小さじ1/4省いても構わない
作り方
バター、砂糖、塩をボウルで白っぽくなるまで2分すり混ぜます。
理由: 空気を含ませすぎると軽くなるので、二分で止めます。
溶き卵を3回に分けて加え、そのつど30秒混ぜて乳化させます。
理由: 一度に入れると分離し、焼き上がりがぼそつきます。
はちみつを加えて混ぜ、粉類を入れてゴムべらで1分切り混ぜます。
理由: はちみつが水分を抱え、翌日もしっとり続きます。
ラップに包み、冷蔵庫で30分休ませます。
理由: 粉が水分を吸い、割れにくい生地になります。
12等分して丸め、天板で厚さ1.2cmに軽く押さえます。
理由: 厚めに残すのが、しっとりさせる最大の要です。
170度のオーブンで13〜15分、縁だけ色づいたら出します。
理由: 中心が生っぽく見えても、余熱で火が通ります。
天板の上で10分置いてから、密閉容器に入れます。
理由: 完全に冷ます前に密閉すると、水分が戻ります。
保存と温め直し
| 冷蔵 | 室温の密閉容器で4日が目安です。冷蔵は乾くため向きません。 |
|---|---|
| 冷凍 | 焼いた後は保存袋で3週間、生地なら2週間が目安です。 |
| 温め直し | 室温に戻すだけで十分です。温めるならトースターで弱め1分半にします。 |
アレンジ
- 刻んだチョコレートを40g混ぜると、しっとり感がさらに続きます。
- 紅茶の葉を小さじ2、細かく砕いて加えると香りが立ちます。
- アーモンドパウダーをきな粉に替えると、和の風味になります。
バターとアーモンドパウダーから脂質を、小麦から炭水化物を含みます。
講師への質問
- 翌日にはもう固くなってしまうときはどうすればいいですか
- 密閉容器に食パンを一切れ一緒に入れてください。半日で水分が移り、口当たりが戻ります。
- アーモンドパウダーがないときはどうすればいいですか
- 薄力粉を20g足し、はちみつを15gに増やしてください。しっとり感は少し弱まります。
- 厚みをそろえるコツはどうすればいいですか
- 生地の両脇に1.2cmの割り箸を置き、めん棒を渡して伸ばしてください。均一に焼き上がります。