たけのこの天ぷら|レシピと作り方のコツ
春先の香りをいちばん素直に味わえる揚げ方です。たけのこの天ぷらは、水気をしっかり拭くことと油の温度、この二つが仕上がりを分けます。穂先と根元の切り分け方から順にご案内します。
先生の一言
- 衣がはがれた → 水気の拭き取りと打ち粉が足りません。両方を必ず行ってから衣をつけてください。
- べたっと重い → 油の温度が下がっています。一度に入れる量を減らし、175度を保ってください。
- えぐみを感じる → ゆでが不十分なたけのこです。米ぬかを入れた湯で下ゆでし直してから揚げてください。
25分調理時間の目安
3人分分量
ふつう難しさ
材料(3人分)
- ゆでたけのこ200g穂先はくし形、根元は5mm厚さの半月切りにする
- 薄力粉70gふるっておく
- 冷水110ml使う直前まで冷やしておく
- 卵1/2個(25g)冷水と合わせてよく溶く
- 打ち粉用の薄力粉大さじ2たけのこに薄くまぶす
- 青のり小さじ1衣に混ぜると香りが立つ
- 揚げ油適量(600ml)深さ3cmを確保する
- 塩小さじ1/3粗塩を添える
- 木の芽少々あれば添える
作り方
ゆでたけのこを切り分け、キッチンペーパーで水気をていねいに拭き取ります。
理由: 水分が残ると油がはね、衣もはがれます。
打ち粉の薄力粉大さじ2を全体に薄くまぶし、余分をはたき落とします。
理由: 打ち粉が接着剤になり、衣が浮きません。
ボウルに卵と冷水110mlを合わせ、薄力粉70gと青のりを加えて箸で10回だけ混ぜます。
理由: 混ぜすぎると粘りが出て、衣が重くなります。
揚げ油を175度に温めます。衣を落として中ほどまで沈み、すぐ浮けば適温です。
理由: 温度が低いと油を吸い、高いと中まで温まりません。
たけのこを衣にくぐらせ、一度に鍋の面積の半分までを入れて2分揚げます。
理由: 入れすぎると温度が下がり、べたつきの原因になります。
裏返して1分揚げ、泡が小さくなったら油をきって取り出します。
理由: 泡の音と大きさが、水分が抜けた合図です。
網にのせて余分な油を落とし、塩と木の芽を添えて仕上げます。
理由: 重ねずに置くと、下側も湿りません。
保存と温め直し
| 冷蔵 | 揚げたてが最上です。密閉容器で1日が目安になります。 |
|---|---|
| 冷凍 | 衣が湿るため冷凍には向きません。 |
| 温め直し | トースターで3分、アルミホイルを敷いて温めるとかりっと戻ります。 |
アレンジ
- 衣に粉山椒を少々加えると、春らしい香りが強まります。
- 穂先だけを大きめに切り、姫皮も一緒に揚げると食感の違いが楽しめます。
- 天つゆ(だし4・しょうゆ1・みりん1)で食べると、ご飯のおかずになります。
たけのこは食物繊維とカリウムを含みます。
講師への質問
- 生のたけのこから作るときはどうすればいいですか
- 米ぬかひとつかみと赤唐辛子1本を入れた湯で60〜90分ゆで、そのまま冷ましてください。翌日使うのが確実です。
- 油はねを防ぐにはどうすればいいですか
- 水気を拭き、打ち粉をしてから衣をつけてください。鍋のふちからそっと入れるのも効果があります。
- 冷めてもおいしく食べるにはどうすればいいですか
- 衣の水を大さじ1減らして硬めにすると、時間が経ってもだれにくくなります。網の上で冷ますのも大切です。