トマトすき焼き|レシピと作り方のコツ
トマトすき焼きは、割下の甘辛さにトマトの酸味を重ねる新しい鍋です。煮くずれたトマトがたれのようにからんで、後味が重くなりません。入れる順番と火加減をお伝えします。
先生の一言
- 味が薄くぼやける → トマトの水分です。割下を後半に足す形にして、水は150mlより増やさないでください。
- トマトが溶けて形が残らない → 入れる時期が早すぎます。他の具に火が通ってから加え、3分で止めます。
- 肉が硬くなる → 煮込みすぎです。最初に焼いて火を通したら、あとは煮汁に浸すだけにしてください。
30分調理時間の目安
3人分分量
かんたん難しさ
材料(3人分)
- 牛薄切り肉350g肩ロースなど。焼く前に室温に10分置きます
- トマト2個(300g)へたを取り、8等分のくし切りに
- 玉ねぎ1個1cm幅のくし切り。甘みが出ます
- 焼き豆腐150g3cm角に切り、水気をきります
- しめじ100g石づきを落として小房に
- 長ねぎ1本1cmの斜め切りにします
- 春菊1/2束5cm長さ。最後に加えます
- しょうゆ大さじ4割下用
- みりん大さじ4割下用。煮切ってから使います
- 砂糖大さじ2トマトの酸味に合わせて加減します
- 水150mlトマトから水分が出るので控えめに
- 牛脂または油少々鍋を温めるときに使います
作り方
しょうゆ、みりん、砂糖、水を合わせて割下を作っておきます。
理由: 先に作っておくと、鍋の途中で味が迷いません。
鍋を中火で温めて油をなじませ、牛肉を広げて2分、色が完全に変わるまで焼きます。
理由: 赤みを残さず火を通してから割下を入れると、香ばしさが立ちます。
割下を半量注ぎ、玉ねぎ、焼き豆腐、しめじ、ねぎを並べて5分煮ます。
理由: 火の通りにくいものから並べると、同時に食べごろになります。
トマトを加え、崩れすぎないよう中火で3分煮ます。
理由: 煮すぎると形が消えます。角が丸くなったくらいで止めてください。
味を見て、残りの割下で濃さを整えます。
理由: トマトの水分で薄まるので、後から足すほうが失敗しません。
春菊を加えて1分煮て、火が通ったらそのまま取り分けます。
理由: 春菊は長く煮ると苦みが出るので、最後の1分だけです。
保存と温め直し
| 冷蔵 | 冷蔵で2日が目安です。翌日は具に味が入って、また違うおいしさになります。 |
|---|---|
| 冷凍 | 春菊とトマトは食感が落ちるため向きません。肉と玉ねぎだけなら3週間ほど保存できます。 |
| 温め直し | 鍋に移して中火で5分、沸くまで温めてください。煮汁が減っていれば水を50ml足します。 |
アレンジ
- 締めにご飯を入れ、チーズを加えるとリゾット風になります。
- 牛肉を豚薄切り肉に替えても合います。こちらも色が完全に変わるまで火を通してください。
- 仕上げに黒こしょうをひくと、洋風に寄って別の顔になります。
牛肉のたんぱく質と、トマトや春菊の食物繊維を含みます。
講師への質問
- トマトの酸味が強いときはどうすればいいですか
- 砂糖を小さじ1ずつ足して調整してください。加熱時間を少し延ばすと酸味が和らぎます。
- 普通のすき焼きとの違いはどうすればいいですか、と家族に聞かれたら
- 割下にトマトの酸味と旨みが加わる分、甘さが軽く感じられるとお答えください。締めが洋風にも寄せられます。
- 缶詰のトマトで作りたいときはどうすればいいですか
- ホール缶を半量(200g)にし、水は50mlに減らしてください。酸味が強いので砂糖を小さじ1足すと整います。